2011年12月24日土曜日

十字架のキリスト

今日は、クリスマスイブですね。
今宵は皆さん、どのようにお過ごしですか?

今日は、今年最後のマタニティヨガクラス。
3名の方が参加しました。
初めての妊娠の方、2人目の妊娠の方、3人目の妊娠の方そして、講師の先生は4人目の妊娠です。
その講師の先生が、小学生のお兄ちゃんのクラスの子供たちに、クリスマスの話をしたとのこと。
クリスマスのことを勉強したそうです。すると、意外に知らないことが多くて・・・
と、話をされていました。

聖書の中には、様々なクリスマスストーリーが書かれていますね。
名ばかりのクリスチャンの私ですが、私にとって、もっとも心に深く刻まれているクリスマスストーリーを、紹介させてください。

ルカの福音書というところに書かれてある、二人の老人のお話です。名前はシメオンとアンナ・・・・二人とも相当高齢になっていましたが、敬虔な信仰の持ち主でした。常に神に祈りを捧げ、神の宮に仕えていました。その祈りの中で、「神の栄光を見るまでは、救い主を見るまでは、決して死なない」と、神からの約束をいただいていたのです。
さて、キリストが生まれて、両親が生まれたばかりのキリストを宮参りに連れて行ったとき、シメオンとアンナは、両親に抱かれているのが、’神の約束された救い主’であると知ります。この時、シメオンは、幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言います。

「主よ、今こそあなたは、あなたのしもべを、
みことばどおりに安らかに去らせてくださいます。
私の目があなたの御救いをみたからです。
御救いはあなたが、
万民の前に供えられたもので、
異邦人を照らす啓示の光、
御民イスラエルの光栄です」

約束の地イスラエルを追われて暗黒の時代を生きてきたユダヤ人にとって、キリストの誕生は、この暗闇を照らす光り・・・長い間、待ち望まれて来た「救い主の誕生」でした。
この老人たちの「救い主誕生」の切望と祈り・・・
これは、今まさに生を受け生まれようとしている、私たちが出会おうとしている赤ちゃん一人一人への両親、家族の思いと重なると思っています。一人一人の赤ちゃんは、私たちの希望の光ですね。





希望の光としてお生まれになった、キリストは33年の生涯を終えて、十字架にかかり、自らの死をもって、神の約束の成就を果たすことになります。

この彫刻は、先日、主人の友人からいただいたものです。ある有名な鉄の彫刻家の作品です。十字架ではなく、T字は、鉄で、キリスト像はステンレスで作られています。33年のキリストの苦悩の生涯が、その体に刻まれ・・・見るものを圧倒します。主人の友人は、この作品を一目みたときから、感銘を受けていたそうです。今回、助産院開設にあたり、お祝いとしてくださいました。大切に飾らせていただいています。

感謝を込めて・・・

☆★☆★☆★☆★☆ メリークリスマス ☆★☆★☆★☆★☆

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